事務所設立のご案内

第四次産業革命と評価されるような時代の流れと共に、デジタル化と少子化対策が急務であると叫ばれています。

しかし、このような対策に、知識を付けずに取り組むことにより実の伴わないデジタル化、事業承継が行われてしまい、これまで大切に育ててきた会社が無惨にも崩れ去っていってしまう。このような社会課題が生じてきていると感じています。

大切な会社を新しい時代を牽引していく企業に成長させたい、昔ながらの文化を新しい時代でも大切にしていきたい。

そのような想いを実現していくためには、今まさに、前のめりに動き出すことが求められています。

当然、旧態依然からの変化に難色を示す声が上がり、軋轢も生じることかと思いますが、

情報化、ネット社会化、AI、IOT、キャッシュレス化等の既存産業のリプレイス化、

SNS対策、サイバーセキュリティ対策等の新しい事象への対応の必要性の増加、少子化に伴う事業承継を始めとするM&Aの一般化、国内マーケットに限界が来ていること、

これらの外部環境の変化への対応が遅れてしまった場合に被る不利益は計り知れません。

私は、印刷業の中小企業を経営する父親の姿を見て育ったため、会社を存続させ続けることの大変さを幼い頃から目の当たりにしてきました。

正にテクノロジーによって代替される可能性の高い業種ですが、そうであるからこそ、自らの既存事業にテクノロジーを掛け合わせることで、

新しい時代のフロントランナーになるチャンスがあるのではないか、

そのような可能性を信じ、これまでのキャリアを積んでまいりました。

私は、2003年、その当時、最先端であった3DCAD、3Dプリンターを扱える大学に入学し、それと並行して、ホームページの制作、CGIのプログラミング等の仕事を開始しました。

また、弁護士資格を取得してからは、幅広い案件を扱う事務所に入所して2年間弁護士としての基礎を作り、2019年からはベンチャー法務に特価した事務所で1年8ヶ月、多くの専門性の高い案件に注力してまいりました。

3年8ヶ月と短い期間ではございますが、その間に、企業法務では、創業当初における業規制を踏まえたビジネス構築、通常の契約書や利用規約・プライバシーポリシー等のレビュー・ドラフトはもちろんのこと、

投資契約や株主間契約等資金調達周りの契約、株式譲渡、事業譲渡、会社分割、合併等M&Aに関する契約等も経験させていただき、

また、種類株の設計、ストックオプションの設計、IPOやバイアウトを目指したストラクチャー構築やガバナンス法務、労働法務等々の業務を経験させていただき、

また、経験紛争案件では、離婚事件、相続事件、金銭請求等に関する一般的な紛争案件、企業不祥事対応、SNSに関する紛争、労務紛争、商標紛争、著作権に関連する紛争、システム開発紛争、経営支配権をめぐる紛争等々の多種多様の紛争案件を経験させていただきました。

私は、これらまでの経験を活かして、お客様が守りたい大切なものを守ること、叶えたい未来を実現するのを支えることで、お客様のために全力を尽くす所存です。

正にこれから、田村法律事務所としての、お客様のためのより良いリーガルサービスの探求が始まります。

まだまだ未熟な部分も少なくないですが、これまで、多大なご指導・ご鞭撻をいただいたご縁ある方々に対して、

また、今後、田村法律事務所とのご縁を持ってくださる方々に対して、少しでも良い価値の提供はできないか、その想いを強く持ちながら、地元である新宿において、全力で業務に勤しんでまいる所存でございます。

皆様、今後とも、何卒変わらぬご指導・ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。

田村法律事務所 代表 田村 和之